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THEOを利用した運用実績と個人的な評価

各証券会社がフィンテックのサービスとして力を入れているのがロボアドバイザーです。

そんなロボアドバイザーで人気なのがTHEOです。

 

私自身THEOを利用していまして、毎月1万円を積立投資しながら運用をしているのですが、他のロボアドバイザーに比べて何が優れていて、何が劣っているのか、実際に運用してみて感じた評価をこのブログでお届けし、これから利用してみようとしている方の参考になればと思いレビュー記事をアップしました。

実際に運用して感じたこと

THEOは長期投資を目的としたサービスなので僅か数ヶ月ちょっとの運用実績でどうこう評価できるものではありませんが、参考までに私のTHEOでの運用実績をこのブログで公開していきたいと思います。

運用実績について

THEOの運用実績は、スマホアプリとWebサイト上で下図のように見ることができます。

肝心の運用実績ですが、市況が悪化していることもあってドルベースでマイナス4.79%となっています。

THEOでの運用実績

THEOでの運用実績

この運用実績に対して、THEOの競合であるウェルスナビの方はどうでしょうか?

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こちらも同じくドルベースで見ると、マイナスの7%となっていてテオよりもマイナス幅が2%以上大きくなっています。

WealthNaviの運用実績

WealthNaviの運用実績

どちらも運用指針の設定によって違いは多少出てきますが、概ねTHEOの方が下落局面に強い印象を受けます。

 

なお、上記グラフで急降下している部分は、THEOとの運用実績を比較するために一旦ウェルスナビで保有していたETFを全て売却したためです。

WealthNavi(ウェルスナビ)の売却方法と解約について - Zバッファ

 

運用実績について、少し補足するとTHEOとウェルスナビは共に海外ETFへ投資するため、為替の影響を受けます。

ここ最近は若干円安傾向にあるため、日本円で算出した運用実績はドルベースでの評価よりもマイナス幅は小さくなっています。

 

手数料について

ロボアドバイザーを利用する上で気になるのが手数料です。

THEOの手数料はどうなっているかというと、資産運用している額に対して年率で1%という標準的な手数料体系となっています。 

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これは例えば、10万円投資している場合だと、1年間で1000円の手数料が徴収されることを意味します。

手数料は1年に1回徴収されるわけではなく月に1回、月初に徴収されます。

THEOから毎月運用報酬という名目で手数料が引かれます

THEOから毎月運用報酬という名目で手数料が引かれます

2019年4月からTHEOの手数料が大幅引き下げ

THEOは2019年4月から最大で従来比35%安の手数料となります。

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35%安の手数料になる条件は運用額が1000万円以上で厳しいのですが、100万円以上の運用でも30%割安な年率0.7%の手数料で運用することができます。

手数料の引き下げによって、ライバルのウェルスナビよりも遥かに低コストで資産運用できるようになるので、運用実績も良くなることが期待できます。

 

なお、手数料の引き下げはdポイントが貯まるTHEO+docomoなどTHEO+のサービスには適用されませんので注意してください。

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ウェルスナビと異なるETFのポートフォリオ

私の場合、THEOの他にWealthNaviでも運用しているのですが、THEOとウェルスナビではETFのポートフォリオが異なります。

 

ポートフォリオは、各利用者の運用方針によっても変わりますが、投資するETFの銘柄に大きな違いはありません。

 

ウェルスナビのポートフォリオを確認してみると、VTIやVWOといった運用資産規模が巨大なバンガードのETFへと投資しています。

ウェルスナビで投資するETFのポートフォリオ

ウェルスナビで投資するETFのポートフォリオ

これに対してTHEOのポートフォリオを見てみると、大分異なります。

 

ウェルスナビ同様にバンガードのETFへと多く投資しているのは同じなのですが、VOEのように大型株ではなく中小型株銘柄へ投資するETFだったり、VTVのように大型株銘柄の中でも割安と判断されるような銘柄に投資するETFが採用されています。

THEOが投資する株式ETF

THEOが投資する株式ETF

また、ウェルスナビとは異なってiシェアーズのETFへも投資しています。

特に異なるのが、台湾やインドといった新興国については、ウェルスナビでは新興国全体へと投資するVWOというETFへ投資していたのに対して、THEOでは個別の新興国へと投資するETFを採用しています。

 

ポートフォリオに採用するETFはウェルスナビと異なりますが、双方ともに株式だけでなく、債権や金・銀といったコモディティ関連銘柄へと投資するETFも組み込んでいます。

テオが投資する債権ETF

テオが投資する債権ETF

後、ウェルスナビでは不動産投資信託、即ちREITのETFにも投資しているのですが、テオでは今の所そういったETFがポートフォリオには組み込まれていません。

THEOが投資するコモディティETF

THEOが投資するコモディティETF

 このようにTHEOもウェルスナビも海外ETFを使って資産運用するという点では共通ですが、ETFの銘柄についてはTHEOの方が多くの種類に投資を行っていることがわかります。

THEOのデメリットとは

THEOは、他のロボアドバイザーに比べて優れている点が多いのですが、実際に利用してみてデメリットだと思った点もあります。

 

1つ目がスマホアプリです。

THEOにはスマホアプリが用意されているのですが、iPhoneやiPadといったiOS用しかなく、Android用のアプリがありません。

追記:2018年12月にAndroid用アプリもリリースされました。

THEO[テオ] ロボアドバイザーでおまかせ資産運用
THEO[テオ] ロボアドバイザーでおまかせ資産運用
開発元:MONEY DESIGN Co., LTD.
無料
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THEOを利用するメリットとは?

THEOが楽ラップなど他のロボアドバイザーに比べて優れているところはどこでしょうか?

個人的にTHEOの優れていると思う点を挙げてみると以下の点かと思います。

  • 手数料が安い(2019年4月以降)
  • 積立投資が可能
  • 特定口座に対応している
  • ETFの分配金が再投資されて複利効果を得られる
  • dポイントが貯まる
  • おつり投資が可能

手数料が安い

2019年4月からTHEOの手数料はこれまでの年率1%から、最大で35%低くなった年率0.65%となります。

年率0.65%の手数料にする条件は厳しいのですが、100万円以上の運用があれば年率0.7%の手数料にすることができます。

同じ100万円をウェルスナビで運用した場合に比べて、手数料だけで3000円の違いとなります。

ロボアドバイザーは長期投資が基本ですから、毎月徴収される手数料は安いほど良いわけです。

そういった意味でウェルスナビに比べてTHEOを利用するメリットは大です。

積立投資が可能

ロボアドバイザーは短期的な利益を追い求めるものではなく、長期間(数年以上)での資産運用を前提とした仕組みとなっています。

そして長期投資を行っていく上で必須とも言えるのがドルコスト平均法を用いた積立投資です。

 

積立投資は、毎月決まった額を投資していくというスタイルです。

株式相場が上がっていようが、下がっていようが関係なく毎月決まった額をコツコツと投資することで、長期的に資産運用が効率化されることが分かっています。

年金運用なんかはまさに半場強制的に積立投資になっているわけです。

 

しかし、積立投資を人手で行おうとすると忘れてしまったり、相場が下がっていて絶好の買い場の時なんかは更に投資して損を増やしたくないという心理が働いて投資が出来ません。

それが自動化されていると、忘れることもありませんし、相場状況に関係なく投資することが出来るので、今回このブログで紹介した運用実績のように忘れたころに資産状況を見てみると思った以上にお金が増えているということを経験出来るはずです

 

特定口座に対応している

特定口座に対応していないロボアドバイザーを利用すると、確定申告を自分で行う必要があるのでとても面倒です

 

通常の証券口座を利用する場合は、どこの証券会社を利用しようが特定口座にほぼ対応していますが、楽天証券の楽ラップや、マネックス証券のマネラップなど一部のロボアドバイザーはまだ特定口座に対応していませんが、THEOは特定口座に対応しています

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確定申告の面倒な手続きを無くすためにも、特定口座に対応しているロボアドバイザーを利用するようにしましょう。

ETFの分配金が再投資されて複利効果を得られる

長期投資では、投資している株式やETFから受け取る分配金を再投資することで、複利効果を得られ、資産を効率的に増やすことが出来ます。

投資信託の世界では分配金の再投資は仕組みとしてありますが、ETFの分配金を再投資する仕組みは日本では少ないのが現状です。

 

THEOでは、ETFを用いた資産運用を行いますが、投資しているETFから分配金が出た場合は、自動で再投資に回されます。

 

dポイントが貯まる

THEOがドコモと提携して提供しているTHEO+docomoを利用すると、運用資産額に対して一定の割合でdポイントが貯まります。

これは他のロボアドバイザーには無いメリットです。

テオとTHEO+docomoの運用方法はまったく同じなので、THEO+docomoを利用しない方が損です。

 

THEO+docomoという名称から、ドコモの回線を契約していないと利用できないイメージがありますが、実は誰でも利用することができます。

私自身も当初は、ドコモ回線では無いことから通常のTHEOを利用していたのですが、今はTHEO+docomoに切り替えて使っています。

 

おつり投資が可能(dカード利用時)

ドコモ回線を契約していて、なおかつdカードまたはdカードゴールドを持っている人は、おつり投資というサービスが利用できます。

これはdカードでお買い物した際に、設定した金額との差分を自動で積み立てて投資するという物になります。

THEOのおつり投資説明図(公式サイトより)

THEOのおつり投資説明図(公式サイトより)

ドコモ回線の契約が必要なので、誰もが利用できる訳ではありませんが、知らず知らずのうちに積立投資ができているのは長期投資をする上でのメリットとなります。

 

THEOに対する個人的な評価

THEOで運用をはじめて3ヶ月以上が経過しました。

これまで利用してきたウェルスナビと比べて大きな違いは感じませんが、THEOの方が特定口座に対応しつつ1万円から投資をはじめられるので、投資初心者でも利用しやすいといえます。

ウェルスナビが、住信SBIネット銀行やSBI証券といった金融関係の会社と連携しているのに対して、THEOはNTTドコモと提携してサービスを提供するなど、これまであまり投資に興味がなかったり、投資について抵抗感がある顧客層をターゲットにしている印象がありますね。