アルファSSLを使うメリットやデメリットについて考察してみた

個人ブロガーに人気のレンタルサーバー「ConoHaWING(コノハウィング)」が、新たにアルファSSL証明書の無料発行サービスを開始しました。

ConoHaWINGがアルファSSLを永年無料で提供

従来個人ブロガーが利用するSSL証明書としては、無料で利用できるLet’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)が一般的で、コノハウィングに限らず、エックスサーバーやロリポップ、カラフルBOXなどでも利用されています。

目次

アルファSSLを使うメリットとデメリットは何か考察してみた

メリット

アルファSSLを使うことに対するメリットを考えてみました。

私が思いつくメリットとしては下記2点です。

  • SSL証明書の更新が年に1回でLet’s Encryptの3ヶ月毎の更新に比べて少なくトラブルにある確率が下がる
  • Let’s Encryptは詐欺サイトやフィッシングサイトで使用されているので、それらと差別化できる

ConoHaWING(コノハウィング)を使っているブログでは、独自SSLの更新関係のトラブルでブログが表示されなくなるトラブルになるケースが過去に何回かありました。

このトラブルはSSL証明書の更新時に発生するため、3ヶ月に1回の頻度で問題が起きる可能性がありましたが、アルファSSLは証明書の有効期限が1年間あるので、そのようなトラブルにある確率が下がります。

現在コノハウィングはSSL証明書の更新について対策を実施しており、以前のようなトラブルは発生していません。

もう1つのメリットは、Let’s EncryptのSSL証明書だと誰でも無料で利用出来るので、詐欺サイトでも利用されているのに対して、アルファSSLは基本有料であるため詐欺サイトでの利用は少なく信頼性を高められる点です。

AlphaSSL サーバ証明書は、ドメイン認証の証明書の中でも、信頼のあるサーバ証明書です。証明書発行時には、フィッシング審査によって、より信頼される証明書発行サービスを提供しております。

https://www.toriton.biz/products/alphassl.html

これによるSEO効果があるかは不透明ですが、他との差別化とはなります。

デメリット

アルファSSLを使うデメリットは殆どありませんが、今後各ブラウザがSSL証明書の有効期限を3か月以内の物しか信用しないとなってくると、アルファSSLの有用性は低下します。

これまでもSSL証明書の有効期限はどんどん短くなってきている実態がありますし、今後ブラウザが信頼するSSL証明書の有効期限を1年よりも短くすることが議論されています。

他のデメリットとして考えられるのが、サーバーをコノハウィングから他のエックスサーバーやmixhost、カラフルボックスなどに変更する場合です。

アルファSSLはコノハウィングなら無料ですが、他のサーバーだと基本有料となるため、その時は再度Let’s EncryptのSSLに変更する手間が発生します。

また、無料SSLからアルファSSLに変更している間はブログが基本閲覧できない状態になる点もデメリットといえるでしょう。

アルファSSLはConoHa WING以外でも無料利用できる

アルファSSLを無料提供することをコノハウィングはアピールしています。

ConohaWINGならAlphaSSLが永年無料とアピール
ConohaWINGならAlphaSSLが永年無料とアピール

アルファSSLですが、実はコノハウィング以外のサーバーでも無料で利用できるところがあるのをご存知でしょうか

コノハウィングと同じGMOが提供するiCLUSTA+(アイクラスタプラス)もアルファSSLが無料となっています

iCLUSTA+(アイクラスタプラス)もアルファSSLは無料
iCLUSTA+(アイクラスタプラス)もアルファSSLは無料

iCLUSTA+(アイクラスタプラス)は、法人向けの格安レンタルサーバーで、2018年からアルファSSLを無料で提供しています。

今回、同じGMOが運営するレンタルサーバーということで、コノハウィングにも同様のサービスを展開してきたのだと考えられます。

因みにアルファSSLは、年間6600円と書かれていますが、これはあくまで定価です。

個人ブロガー向けにサービスを提供しているカラフルボックスでもアルファSSLが使えますが、こちらは年間1320円となっています。

とはいえ、個人向けレンタルサーバーでアルファSSLを無料で提供しているところはコノハウィングぐらいなので、またコノハウィングを利用するメリットが増えたなと感じます。

ConoHaWINGがアルファSSLを永年無料で提供

Let’s EncryptとアルファSSLの証明書の違いを確認してみた

コノハウィングで複数のブログを運営しているので、従来通りLet’s Encryptを使っているブログのSSL証明書とアルファSSLに変更したブログの証明書を確認してみました。

Let’s Encryptの証明書
アルファSSLの証明書

結論いうと、セキュリティ専門家でない私が見ても証明書については違いが分かりません。

アルファSSLの発行元はGlobalSign社で、発行国がベルギーとなっているのに対して、Let’s Encryptは米国が発行国となっています。このように発行元が異なるのは当然確認できますが、どちらも暗号化に関するアルゴリズムは基本同じで最大256bitの通信を行っています。

結論:アルファSSLに変更するメリットは小さいが無料ならありか

ここまでの解説をまとめると、世界中で無料SSL証明書として使われているLet’s Encryptから基本有料で提供されているアルファSSLに変更するメリットは小さいと考えます。

ただ、コノハウィングのようにサービスを使っている間は無料提供されるのであれば、他のブログとの差別化が出来るというメリットはあるかと思います

コノハウィングがアルファSSLを永年無料で提供

一方でSEO的な観点で効果があるかは現時点で断言できる材料が無いです。

企業しか利用できないようなSSL証明書を利用するならSEO的な効果も多少期待できるかもしれませんが、個人で容易に発行できる証明書という点では、Let’s EncryptもアルファSSLも同じです。

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