IB証券にRevolutを使い送金手数料無料で入金する方法を試した

IB証券ことインタラクティブ・ブロカーズ証券の口座へ入金するには海外送金が必要です。

ここで取り上げるインタラクティブブロカーズ証券は海外口座のIBLLC口座についてです。

通常日本から海外の金融機関への海外送金は高い手数料がかかりますが、Revolut(レボリュート)を使うと手数料無料で入金できます。

Revolut(レボリュート)の無料アカウント開設

まずはRevolutのスマホアプリをダウンロードして、無料アカウント登録を行います。

Revolutには下記3つのプランがありますが、まずは無料のスタンダードプランで問題ありません。

  1. スタンダード
  2. プレミアム
  3. メタル

Revolutアカウント残高へのチャージは銀行振り込みかデビットカード

Revolutアカウント残高にはクレジットカードやプリペイドカードを使ってチャージすることが出来ます。

しかし、この2つの方法でチャージした残高は送金や出金することは出来ません。

Revolutにクレジットカードやプリペイドカードでチャージした残高は送金できない
Revolutにクレジットカードやプリペイドカードでチャージした残高は送金できない

そのため、インタラクティブ・ブロカーズ証券の口座へ送金するには、銀行振り込みか銀行のデビットカードを使ってRevolutアカウント残高にチャージする必要があります

米ドルへの両替と気になる為替レート

インタラクティブ・ブロカーズ証券にRevolutから直接送金できるのは米ドルのみです

銀行からの海外送金とは異なり日本円は送金できません

そのため、Revolutのアカウント残高に入金した日本円を米ドルに両替する必要があります。

為替レートはインターバンクレートを採用

円から米ドルへの両替で気になるのが為替手数料と為替レートです。

多くの銀行では、円から米ドルへの為替レートは、FXと比べるとかなり高いスプレッドが設定されており、実質為替手数料が高い状態となっています。

これに対して、Revolutな円から米ドルへの為替レートはインターバンクレートで提供されており、両替に伴うコストを抑えることが出来ます。

Revolutで円から米ドルへ両替した時の手数料
Revolutで円から米ドルへ両替した時の手数料

Revolutの両替手数料は、利用しているプラン(スタンダードやプレミアムなど)と為替市場が営業時間内か否かによって変わります。

為替市場の営業時間は、ニューヨーク時間の金曜日17時から日曜日の18時を除く時間となります。

為替取引営業時間内の為替手数料

為替取引営業時間内におけるタイバーツ(THB)を除く通貨の手数料は以下の通りです。

  • 通常スタンダード会員の人: 無料 
  • 高頻度に両替・交換取引を行うスタンダード会員: 0.5%

為替取引営業時間外の為替手数料

為替取引営業時間外におけるタイバーツ(THB)を除く通貨の手数料は以下の通りです。

  • 通常スタンダード会員の人: 1.0% 
  • 高頻度に両替・交換取引を行うスタンダード会員: 1.5%

このように土日に両替する場合、為替手数料が増えるため、Revolutで円から米ドルへ両替する際は、平日に行いましょう。

インタラクティブ・ブロカーズ証券にRevolutから海外送金する設定

インタラクティブ・ブローカーズ証券の口座にRevolutから海外送金するには、銀行ワイヤーではなく、ダイレクトデポジットを利用します

インタラクティブ・ブローカーズ証券にログインしたあとに、入出金メニューからダイレクトデポジットを選択します。

IB証券のダイレクトデポジット
IB証券のダイレクトデポジット

そうすると、下記2つの番号が表示されます。

  1. ルーティング番号
  2. 口座番号
IB証券のダイレクト送金有効化と口座番号
IB証券のダイレクト送金有効化と口座番号

このルーティング番号と口座番号がRevolutからの送金時に必要となりますので、メモしておいてください。

なお、インタラクティブ・ブロカーズ証券のサイト上にも記載がありますが、ダイレクトデポジットで入金する際に、事前通知は必要ありません。

Revolutからインタラクティブ・ブロカーズ証券へのドル送金

先ほど入手したダイレクトデポジットの口座情報を使って、Revolutからドルを送金します。

それでは手順についてRevolutアプリの画面を見ながら説明していきます。

Revolutで送金先口座情報を設定

まず、米ドルに両替した残高を表示し、画面下にある送金アイコンをタップします。

Revolutで米ドル残高を表示し送金メニューを選択
Revolutで米ドル残高を表示し送金メニューを選択

次に送金機能で新規をタップします。

Revolutで送金先を新規追加
Revolutで送金先を新規追加

送金先口座情報をタップします。

送金先口座情報をタップします
送金先口座情報をタップします

次にアカウントの詳細画面で、下記6つの項目を入力して、受取人の追加ボタンをタップします。

  • 送金先銀行の国:アメリカ合衆国
  • 通貨:米ドル
  • 口座番号:インタラクティブ・ブロカーズ証券のダイレクトデポジットで表示された口座番号
  • ルーティングナンバー:インタラクティブ・ブロカーズ証券のダイレクトデポジットで表示されたルーティング番号
  • 氏名:自分の氏名をローマ字で入力
  • eメールアドレス(オプション):自分のEメールアドレスを入力
送金先としてアメリカと米ドルを指定します。
送金先としてアメリカと米ドルを指定します。
氏名とメールアドレスを入力
氏名とメールアドレスを入力

アメリカに送金する場合、受取人の住所が求められる

初めてアメリカに送金する際は、受取人の住所を求められます。

私の場合は、ここでハマって中々RevolutでIB証券に口座宛に送金出来ませんでした。

IB証券の住所は、ヤフーファイナンスで確認できます

ここでは、「 One Pickwick Plaza Greenwich, CT 06830 USA」と記載されている一方で、IB証券から自分の銀行へ出金した時には、送金元住所が「2 Pickwick Plaza」となっていました。

私は下記画面にある住所として受取人の追加を実施して、送金に成功しています。

Revolutで送金する時のIB証券の住所
Revolutで送金する時のIB証券の住所

住所含め、送金による損失があっても当サイトは一切責任を負いませんので、ご自身で判断してください。

送金額の指定と支払い理由

受取人の追加が出来たら、送金額を入力します。

送金額の指定と手数料の確認
送金額の指定と手数料の確認

ここで送金時の手数料も表示されますが、一定金額まで手数料は無料です。

その後、送金の理由として支払い理由を選択します。今回はFund investmentとしています。

Revolutで支払い理由の選択
Revolutで支払い理由の選択

送金手数料の最終確認

続行すると、振込確認画面になります。受取人が自分自身になっているか?口座番号が合っているか確認して送信ボタンをタップします。

振込確認画面
振込確認画面

送金手続き状況が表示されます。

Revolutからの送金手続き状況
Revolutからの送金手続き状況
Revolutからの送金手続きが完了した状態
Revolutからの送金手続きが完了した状態

インタラクティブブロカーズ証券から入金の連絡

送金が正常に処理された後インタラクティブブロカーズ証券から入金のお知らせメールが届きました。

インタラクティブブロカーズ証券から入金のお知らせ
インタラクティブブロカーズ証券から入金のお知らせ

インタラクティブ・ブロカーズ証券にログインして入出金履歴を確認すると、ちゃんとRevolutから送金した10ドルが入金されてました。

インタラクティブブロカーズ証券の入出金履歴
インタラクティブブロカーズ証券の入出金履歴

まとめ

Revolutからインタラクティブ・ブロカーズ証券の口座へ無事入金できることが確認できました。

ここまでの話をまとめると以下のようになります。

  • Revolutからインタラクティブブロカーズ証券の口座へ送金すると、送金手数料を無料にできる
  • Revolutからの送金はインタラクティブブロカーズのダイレクトデポジットを利用する
  • 送金通貨は円は無理で米ドルである必要がある
  • Revolutの為替レートはインターバンクレートなので、銀行のように広いスプレッドが取られることは無い
  • Revolutのプランや両替時間によって為替手数料が変わる

-米国株