LINEモバイルのソフトバンク回線を使ったMVNOがスタートしましたね。
早速契約して使い心地を確認してみました。
郵便で届いたパッケージを開封して、SIMカードを確認してみるともろにソフトバンクと記載があります。
LINEモバイルが公式にもアナウンスしていますが、サービス内容は基本的に今までドコモ回線で提供してきたものと同じになります。
ただ、カウントフリー(OCNモバイルの商標)については、追っての対応となります。
注目の通信速度は?
LINEモバイルのソフトバンク回線を利用する上で一番の注目点は回線速度といえるでしょう。
結論をいうと、通信速度は30Mbps以上で快速です。
ただ、まだサービスが始まったばかりで、確保している帯域に対して余裕がかなりあるためと考えられます。
平日昼休み時間帯の速度
そしてLINEモバイルを始めとしたMVNOで一番速度遅くなるのが平日12時前後の時間帯です。
この時間帯はお仕事をされている方々にとってお昼休みの時間帯になるので、利用者がいっきに増えます。
そんな時間帯で、今回速度を測定してみましたが、爆速でした。
スピードテストアプリでの結果もそうですし、実際各種アプリやブラウザを利用していても非常にスムーズな通信でした。
今後利用者が増加した時に速度は低下するのか?
ドコモ回線を利用したLINEモバイルは、サービス開始から数ヶ月の間は、MVNOとは思えない驚速ぶりを発揮しました。
しかし、その後利用者の増加とともに、速度は大幅に低下し、都市部にとおいては、他のMVNOと同じく平日のお昼時などはイライラすることが多くなりました。
今回サービスが開始されたソフトバンク回線でも同様のことが起きるのでしょうか?
その可能性は極めて低いと思います。
その理由はLINEモバイルが今やソフトバンクの子会社となったからです。
LINEモバイルの発表会で、いわゆるミルク補給(親会社からの資金供給による速度維持)はあるのかと問われた嘉戸彩乃の社長は、割と真面目にやっていると答えて、明確に否定はしませんでした。
また、速度についても訴求し、自社で速度を監視して、一定水準を下回れば顧客に対してギガをプレゼントとすることを明らかにしているため、ソフトバンクの子会社になったメリットを最大級活かしていくことでしょう。
因みにこれと同じ状況なのが、UQモバイルとなります。
UQモバイルは、MVNOとは思えない通信速度を発揮していますが、これにはUQモバイルが、大手キャリアauブランドを運営するKDDIの子会社であるという立場が大きく影響していると考えられています。
b-mobile S 190 Pad SIMと速度を比較
私はソフトバンク回線を利用したMVNOの1つとしてb-mobileの「190 Pad SIM」を利用しています。
そこで、今回はb-mobileのソフトバンク回線とLINEモバイルのソフトバンク回線で速度差があるのか確認してみました。
結論をいうと、通信速度についてはそれほど差はありませんでした。
ただ、速度測定アプリを使っていて、面白かったのがプロバイダー情報のところです。
b-mobileのソフトバンク回線では、プロバイダーもb-mobileとなっている一方で、LINEモバイルのソフトバンク回線は、プロバイダーがソフトバンクとなっています。
これが我々利用者にとってどういう意味を持つのかは分かりませんが、キャリアのソフトバンクと密接に繋がっているのはLINEモバイルの方だと感じる一面でした。
兎にも角にも、ソフトバンクの子会社という立場はMVNO市場においては強く、通信速度を重視するのであれば、ワイモバイルやUQモバイルと並んで新たな選択肢となりそうです。