ウェブサイトやブログのアクセス解析といえばGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)がデファクトスタンダードです。
このブログでもアクセス解析にGoogle Analyticsを使っていますが、もう1つアクセス解析のツールを使っています。
それが「Ptengine」です。
アクセス解析にPtengineを使う理由
私がはてなブログのアクセス解析にPtengineを使う理由は、以下の4つです。
特に、2~4がはてなブログのアクセス解析にPtengineを使う大きな理由となっています。
- 特に何も設定しなくても見たい情報が可視化されていてとても見やすいこと。
- 何も設定していなくても各記事ページのリンククリック状況が簡単に把握できること。
- ヒートマップ解析でユーザがどこまでページ内を読んだのか簡単に把握できること。
- そしてこれらの高機能を無料で利用する上ではてなブログユーザが優遇されていること。
Ptengineは無料でも利用することが出来ますが、本格的に活用しようとすると費用が発生します。
一般ユーザで無料で利用する場合は、1ヶ月あたり2万5000ページビューまでのアクセス解析しか出来ないことと、Ptengineの特徴であるヒートマップが1ページでしか出来ません。
それがはてなブログユーザだけ特別に無料でも1ヶ月25万ページビューまで解析でき且つヒートマップ解析もページ数無制限で利用することが出来るのです!
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はてなブログユーザだけの特権、これを試してみないのは勿体無いと思います。
次からは実際にPtengineを使って感じた特徴やメリットについて触れていきます。
Ptengineは使い勝手の良いUIが特徴
Ptengineにログインして1番最初に表示されるのはTIME CLIPSというリアルタイムアクセス状況が確認できる画面が表示されるのですが、何もカスタマイズしていない状態でも、下記の5つがひと目で分かります。
- アクセスしているのが何人なのか
- アクセスしている端末がデスクトップPCなのか、スマホなどのモバイルなのか
- アクセスしている人が使っているブラウザーはなんなのか
- アクセスしている人が使っているOSは何なのか
- 検索からアクセスしているのか、SNSからのアクセスなのか
何も設定する必要がないので、使う人に優しいユーザーインターフェースになっているんですよねPtengineは。
このあたりはGoogle Analyticsと違って使う人のハードルを下げてくれています。
リアルタイムの次は、一般的なアクセス解析結果がどのように見えるか紹介します。
DATA CENTERというタブをクリックすると、任意の期間のアクセス状況を確認出来ます。
下の画像はある1日のアクセス解析結果をサマリーした結果が表示されている状態です。
サマリー画面では下記の情報がまとめられています。
- ページビュー数
- ユニークユーザー数
- 新規訪問ユーザー率
- 裁縫もユーザー率
- サイトの平均読み込み時間
- 直帰率
- サイトの平均滞在時間
- 流入元(検索なのか、SNSからなのか、特定のサイトからなのか)
- アクセス元の端末(デスクトップなのか、モバイル端末なのか)
うーん、直帰率が93%と高いので他のページにもアクセスしてもらえるような工夫が必要ですね。
このサマリー画面から更に細かい分析結果を確認したい場合は、画面左にあるメニューからアクセスすることが出来ます。
例えば、ページ毎の解析結果を見たい場合は、[コンテンツ]-[ページ]にアクセスすると下記画像のようにページ毎のページビュー数は勿論のこと、ページ毎の離脱率、直帰率、新規訪問率、平均滞在時間が分かります。
Ptengineを使ったページ内のリンククリック状況分析
Ptengineの分析機能の中でも重宝しているのがページ分析機能です。
ページ内のリンククリック状況を確認することが出来ます。
上の画像だと、ブログタイトル部分とPocketへのリンクがクリックされているのが視覚的に分かります。
また、右側でどのリンク要素がどれだけクリックされているかが表形式で確認できます。
グーグルアナリティクスでもどのリンクがクリックされたかを分析することが出来るのですが、そのためにはイベントトラッキングの設定が必要で各リンクHTMLへの設定が必要で、個人的にはかなり面倒なため使っていませんでした。
それがPtengineならば、導入するだけで各ページのリンククリック状況を確認できるので、ユーザはこの画像をクリックしているなとか、このアフィリエイトリンクはクリックされていないなとか、ページの上の方にあるリンクはクリックされるけど、真ん中近辺にあるリンクはクリックされていないなということが簡単に分かります。
ウェブページやブログ内でリンクのクリック状況を分析したい人は是非Ptengineを体験してみて欲しいと思います。
尚、Ptengineほど細かく分析は出来ませんがGoogleクロームの拡張機能でページ内のリンククリック状況を分析することができるので、Ptengineを無料で使えない方にはPage Analytics拡張機能を使ってみるといいと思います。
Ptengineのヒートマップ解析
Ptengineのヒートマップ解析機能を使うと、ページ内でどこがクリック・タップされているのかが分かります。
先ほどのページ分析機能はリンクに特化した分析ですが、こちらは、リンク以外も含めてブログを見ている人がどこに着目しているのかが分かります。
下の画像だと、ページ分析結果同様ブログタイトル部分とはてなブログの読者になるボタンがクリックされたり、タップされていることが分かります。
まだ、右下にある100%というのは、このページに訪れた人の全てがここまでは見ていることを示しています。
次にページをスクロールしてみると、真ん中に52%とか50%とか数字があります。
これはこのページにアクセスした人のうち、50%のところだと半分の人がここまでスクロールしているということを示しています。
同じ1ページビューでもページの上だけ見ているだけなのか、ページの下部までじっくり読んでくれているのかの割合が分かるわけです。
魅力的なコンテンツであれば、ページ下部までスクロールして見てくれるわけですが、ページの最初で関心を持たれなかればページ上部で離脱されてしまうので、コンテンツが魅力的なのかどうかを確認する上でも有効ですし、記事下などに設置しているグーグルアドセンスまでどれだけの人が到達しているのかを確認するのにも使えます。
アクセス解析にGoogle Analyticsを使う理由
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高機能なのに、特にページビューなどの制限なく無料で利用できるためにアクセス解析ツールとしてデファクトスタンダードとなっているGoogle Analyticsですが、私が使っている理由としては、主にGoogle AdSenseの分析のためです。
グーグルアナリティクスとグーグルアドセンスを連携させることで、どのブログページのアドセンス広告がクリックされているのか分かります。
例えば、ページビューが多いページなのにアドセンスの広告のクリック数が少ないといったことが分かります。
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また、私は使っていませんがGoogle AdWordsを使ってGoogleの検索結果に広告を出している人や会社なんかもグーグルアナリティクスとAdWordsを連携させることで、広告の効果を確認することが出来ます。
こればかりはGoogleのサービス同士でないと実現出来ません。
また、グーグルアナリティクスはスマホアプリが既に正式版としてリリースされていますので、日中確認する際には便利です。
以上、はてなブログユーザにお勧めのアクセス解析ツール「Ptengine」についてのご紹介でした、参考になれば嬉しいです。