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LINEスマート投資は改悪でポイント還元対象外になり評判ガタ落ち

LINEスマート投資はこれまでLINE Payからの積立投資に対して最大2%ものポイント還元や、運用手数料無料キャンペーンで一部で人気となり、高評価を獲得してきました。

しかし、そんな大盤振る舞いは終わるもの。

LINE Payのサービス改悪に関連して、LINEスマート投資を利用するメリットだったポイント還元はなくなり、手数料無料も終了します。

これらが同時に起きる2020年5月以降、LINEスマート投資の評価は悪くなっていくことでしょう。

ここでは、これまで実際にLINEスマート投資を使ってみた感想と、従来のメリットと今後の改悪点についてまとめました。

LINEスマート投資とは

LINEスマート投資は、LINEがFOLIOと提携して提供している金融サービスになります。

以前まではテーマ投資と呼ばれる特定のテーマに関係する銘柄に投資するスタイルのみでした。

テーマ投資は、悪名高いテーマ型投資信託に近い形の商品だったのですが、これに加えて極めてまっとうなインデックス投資を行うのがLINEスマート投資のワンコイン投資と呼ばれるサービスになります。

こちらはFOLIOのロボアドバイザーサービスであるおまかせ投資をLINE用にカスタマイズした資産運用サービスになります。

即ち、LINEスマート投資でもテーマ投資とワンコイン投資とでは全くサービス内容が異なります。

ワンコイン投資はウェルスナビ同様のロボアドバイザー運用

LINEスマート投資のワンコイン投資は、投資一任型のサービスになります。

要は全自動で資産運用されるサービスになります。

これはいわゆるロボアドバイザーによる資産運用ということになります。

ロボアドバイザーのサービスでは、テレビCMでもお馴染みの ウェルスナビ が有名ですね。

ウェルスナビは、1990年にノーベル賞を受賞したハリー・マーコビッツ氏が礎を築いた現代ポートフォリオ理論に基づいて資産運用が行われますが、これはLINEスマート投資のワンコイン投資でも同じです。

ポートフォリオ

LINEスマート投資を実際に試してポートフォリオを確認してみました。

投資アセットは、株式と債権以外に不動産とコモディティも含まれています。

LINEワンコイン投資のポートフォリオ

LINEワンコイン投資のポートフォリオ

 

そして、各アセットへの投資配分は債権が約55%と半分以上を占めていて、ついで株式が約30%となっています。

ウェルスナビにしろ、TEHOにしろロボアドバイザーでは、私たち投資家に対する質問と回答から、最適なポートフォリオを提案して資産運用を行いますが、LINEスマート投資のワンコイン投資においては全員同じ運用となります。

いまのところ、債権への投資比率が50%以上とディフェンシブな運用であることが分かりました。

ここからは、各アセットへの投資内容についてレポートしていきます。

米国株への投資比率が高い

まずは、株式アセットの投資内容について確認してみます。

株式アセットの投資比率とETF銘柄

株式アセットの投資比率とETF銘柄

株式アセットの投資内容は、以下の3つで構成されています。

  1. 米国株
  2. 先進国株
  3. 新興国株

他のロボアドバイザーでは、先進国株と新興国株へ投資するETFで構成されるのがありますが、LINEスマート投資のワンコイン投資では、米国株に特化したETFとしてVTIがポートフォリオに組み込まれています。

先進国株への投資を行うVEAは、アメリカ以外の株式市場へと投資するETFで、日本への投資配分が約20%を占めるETFとなります。

債権は米国債権が大半

続いて債権の投資内容について確認してみましょう。

LINEスマートの債権投資内容

LINEスマートの債権投資内容

債権では、アメリカの債権に加えて新興国債権とハイイールド債へと投資されています。

このうち米国債への投資が約4割占めています。

そして、配当利回りが高い新興国債権とハイイールド債を合計で15%ほど組み込んでいます。

その他

株と債権以外には、REITとコモディティへも投資するのがLINEスマート投資のワンコイン投資です。

REITは、アメリカのREITに投資を行っています。

アメリカのREITにも投資

アメリカのREITにも投資

コモディティについては、金のETFにも投資を行っています。

金のETFにも投資

金のETFにも投資

ロボアドバイザーの運用手数料が無料

ロボアドバイザーで資産運用されるLINEスマート投資のワンコイン投資は、資産運用にかかる手数料が2020年4月30日まで無料です。

LINEスマート投資

ウェルスナビの手数料は資産運用額に対して1%かかりますし、THEOはウェルスナビよりも安いですが、年率で0.65%の手数料が徴収されます。

LINEのスマート投資は、期間限定ながら手数料が無料となっています。

なお、2020年5月以降はウェルスナビ同様年率で1%の手数料となります。

LINE Payからの積立投資で最大2%のLINEポイント還元

LINEスマート投資を利用する一番のメリットが、投資金額をLINE Payから支払うことで、最大2%分のLINEポイントが還元される点です。

LINEスマート投資は、毎週水曜日のお昼前にLINE Pay残高から指定された金額の支払いが行われて、積立投資が行われます。

この際にLINE Payのマイカラーに準じてLINEポイントが還元されます。

LINE Payからの投資でポイント還元

LINE Payからの投資でポイント還元

LINEスマート投資では、LINE Payからの投資金額分もマイカラーの判定に利用されるので、月々の積立金額が大きくなれば、2%の還元も難しくありません。

このようにLINEスマート投資では、他のロボアドバイザーでは味わえない投資金額に対して最大2%ものポイント還元を得られる点が最大のメリットとなります。

他のロボアドバイザーに比べてポートフォリオの組み合わせが1種類に限られる点がデメリットですが、これは他のロボアドバイザーを併用する形で解決できますね。

LINE ワンコイン投資

 

2020年5月の改悪でLINEスマート投資の魅力はゼロに

改悪によって積立額に対するポイント還元が無し

LINEスマート投資を利用するメリットが、毎週の積立金額をLINE Payで支払うことで最大2%ものLINEポイント還元があることでした。

しかし、LINEポイントの制度が2020年5月から改悪されるのに伴い、LINEスマート投資におけるLINEポイント還元は全く無くなってしまいます。

2020年5月以降、LINE Payは新たに発行されるVisa LINE Payクレジットカードと紐付けしたチャージ&ペイ利用のみポイント還元対象となります。

そして、このチャージ&ペイを使ってのLINEスマート投資は出来ません。

LINEスマート投資は、チャージ&ペイでは利用できない

LINEスマート投資は、チャージ&ペイでは利用できない

また、LINE Pay残高からの支払いはLINEポイントの還元率は0%に改悪されます。

LINE Pay残高からの支払いはポイント還元無しに改悪

LINE Pay残高からの支払いはポイント還元無しに改悪

 

手数料無料が終了し、他のサービスに比べて高い手数料となる

LINEスマート投資は、サービス開始から約1年間運用手数料無料というキャンペーンを行ってきました。

その手数料無料キャンペーンも2020年4月30日で終了します。

元々期間限定のキャンペーンなので終了するのは致し方ないところです。

キャンペーン終了後は、1%の手数料となります。

これは、ロボアドバイザーの最大手であるウェルスナビと同じです。

しかし、 ウェルスナビ は、長期割といって、資産運用額と運用期間に応じて手数料を割り引く制度があります。

そのため、手数料においてもLINEスマート投資はウェルスナビに対して劣ります。

そして、ロボアドバイザーでもうひとつ有名なのがTHEOです。

THEO も手数料を割り引く制度があり、こちらは年間の手数料を0.6%まで引き下げることができます。

ロボアドバイザーは本来長期投資を前提としていますから、0.4%もの手数料差は大きいといえます。

SNS上の口コミや評判も悪い印象に

このようにポイント還元が最大2%から0%になり、手数料無料も無くなってしまうLINEスマート投資は、残念ながら他のロボアドバイザーに対して利用するメリットを失ってしまいます。

既にSNS上での口コミでは、LINEスマート投資を解約するという声が多く出ています。

 

現状は、コロナショックによる市況悪化で含み損を抱えている人が多いため、すぐに解約する人がそれほど多くないかもしれませんが、積立を継続する人はいなくなるでしょう。

そして、このままの状態だと、市場回復と共に顧客を ウェルスナビ THEO に持っていかれると個人的には感じています。

もしかしたら、今現在力を入れている LINE証券 に顧客を誘導したいのかもしれませんね。

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