カビュウの料金は無料で十分か実際に使ってみた評価

株式会社テコテックがリリースした株式売買管理アプリ「カビュウ(kaview)」を実際に使ってみました。

カビュウは、以前使っていたmyTrade(マイトレード)の後継アプリになります。

カビュウで出来ることは主に下記5点です。

  • 複数証券口座の一括管理
  • 過去から現在の損益推移
  • 取引履歴の可視化
  • 配当金の受け取り履歴及び資産推移の確認
  • アモルファスヒートマップ表示

このうち、個人的に期待しているのが複数証券口座を一元管理できるアカウントアグリゲーション機能です。

カビュウ(kaview)を使ってみた個人的な評価

カビュウを実際に使ってみた個人的な評価としては、NISA等でメインとなる1つの証券会社で使う分には無料でも有益だと感じました。

料金が無料だと1つの証券口座しか登録できない

カビュウ(kaview)のアプリ自体は無料でインストールできます。

ただ、一部機能の利用には課金が必要です

私が個人的にカビュウで使いたかったのが、アカウントアグリゲーションと言われる複数証券口座を一元管理できる機能です。

ただ、無料で利用できるのは1個の証券会社までなので、これだとカビュウを使うメリットが個人的には減ってしまいます。

NISAでの利用のように主に1つの証券会社しか使っていな方にはなんらデメリットはありませんので、ぜひインストールして試してみましょう。

カビュウに2つ以上の証券口座を登録する料金は月額150円となります。もしくはカビュウPrimeに登録すると10口座まで登録できます。

カビュウで複数口座登録の料金は月額150円
カビュウで複数口座登録の料金は月額150円

機能毎に課金できる仕組みもあるので不要な課金を防げる

カビュウの追加機能料金
カビュウの追加機能料金

カビュウでは、下記7つの機能を利用する際に課金が必要となります。

取引履歴や資産推移など一部機能は制限付きで無料利用できます。

  1. 月間・年間成績
  2. 損益推移
  3. カレンダ
  4. 信用維持率
  5. 返済期限
  6. 取引履歴
  7. 登録口座枠追加

この7つのうち、信用維持率と返済期限の機能は信用取引をしない人にとっては不要な機能です

月間・年間成績の機能は、登録日以降の資産推移を確認することができます。

損益推移は、証券口座の入出金による資産変化を除いて、純粋な損益推移を確認できます。

証券会社の口座情報だと入金によって口座残高が増えた場合も、プラス何%の表示に反映されてしまうので、純粋な損益が分からないので、これは便利な機能だと思います

また、TOPIXなど各種指標と比較もできます。

TOPIXなどの指標と自分の取引成績を比較できる
TOPIXなどの指標と自分の取引成績を比較できる

カレンダー機能は、過去の個別銘柄含め保有状況を確認できる機能です。

相場良いときに自分は保有銘柄を売る傾向があるのか、それとも新しい株を買いがちなのかが可視化されます。

カビュウのカレンダー機能
カビュウのカレンダー機能

取引履歴機能は、過去に受け取った配当金の推移がわかったりします。

受け取った配当金の推移もわかる取引履歴機能
受け取った配当金の推移もわかる取引履歴機能

主要ネット証券を含む10社に対応

2024年2月25日時点で、登録できる証券会社は主要ネット証券を含む10社となっています。

  1. SBI証券
  2. 楽天証券
  3. auカブコム証券
  4. 松井証券
  5. GMOクリック証券
  6. マネックス証券
  7. SMBC日興証券
  8. 野村證券
  9. 大和証券
  10. SBIネオトレード証券

サービス開始当初よりは大分増えました。

主要ネット証券はカバーされているので、不満はありませんが、コネクト証券などスマホ証券にも対応してくれるとより満足度は高くなるかと思います。

米国株への対応

kaiew(カビュウ)は、当初日本株だけに対応していましたが、現在は米国株にも対応しています。

米国株は、SBI証券と楽天証券、そしてマネックス証券の3社で取引している米国株が対象となります。

尚、米国株のについてはサブスクリプションサービスのカビュウプライムに登録することで利用可能になります。

無料プランだと米国株の分析は出来ません

ただ、紹介コードを使うと2ヶ月間無料でカビュウプライムを使えるようになるので是非試してみてください

カビュウ(kaview)の紹介コードを実際に使ってみた

カビュウの無料プランとPrimeの比較

無料でも資産推移や取引履歴、配当の受け取り履歴が細かく確認できるのは非常に便利

無料だと1つの証券口座しか登録出来ませんが、取引履歴や資産の推移は直近10日感見れるのが便利です。

kaviewで直近10日間の資産推移を見る
kaviewで直近10日間の資産推移を見る

更に有料のPrimeにすると過去の履歴や推移も全部見れるので自分の投資について振り返ることができます。

下記は2023年の年間資産推移を見た状態ですが、これを見ると結局TOPIXとほぼ同じ結果だと分かります。

これなら個別銘柄を買うよりシンプルにTOPIXに連動するTOPIXに投資しておいた方がリスク管理の面からも良いと判断できます。

kaviewで年間資産推移を確認
kaviewで年間資産推移を確認

実際に使ってみると、複数の証券口座を使っていないなら無料でも十分有益なアプリだと感じました。

無料でも色々新しい視点も得られるので、お試しで1つ証券口座を登録して使い込んでみると良いと思います。

そして、本格的に使うなら有料のPrimeにするのがデータ分析の観点でもオススメです。

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