2月20日からスマホアプリのCASHで金券や商品券に外貨を現金化できるようにアップデートされました。
そこで早速家にあるギフト券と外貨で査定額がどれくらいになるのか試してみました。
ギフトカードを査定した結果
今回CASHアプリで換金出来るようになった金券と商品券は40種類とかなり色んな種類に対応しています。
今回は、家に眠っているJCBギフトカードで査定してみました。
査定する際には、金券の種類と額面を入力し、アイテムの撮影を行います。
試しに、額面に5000円と入力して1000円相当のJCBギフトカードを撮影してみたところ、査定額は4000円でした。
他の商品券でも試してみましたが、入力した額面に対して査定額が算出されるのでアイテム撮影は査定には関係ありません。
CASHというアプリは、スマホのカメラでキャッシュ化したいアイテムを撮影して、それが瞬時に現金化されるというのが売りだったと思うのですが、金券類についていえば撮影行為はまったく無意味と化しています。
そして査定額も額面に対して80%前後なので、大黒屋など街中にある質屋さんに比べてもかなり低いです。
金券やギフト券は、CASHアプリで査定した後に簡易書留やレターパックで送る必要があり、日中に郵便局へ行けない人もいますし、わざわざレターパックを購入する手間を考えると、街中の大黒屋などで換金した方が楽なので、査定額含めて都市部だとどれだけ利用者がいるかは疑問です。
米ドルなど外貨を査定した結果
続いて外貨を査定してみました。
今回CASHアプリで現金化できるようになった外貨は11種類です。
米ドルを査定してみた
海外旅行時に残った米ドルで査定してみました。
1ドル紙幣がたくさんあったので、1ドルで査定しようとしたら出来ませんでした。
米ドルでキャッシュ化できるのは最低5ドル以上となっています。
ここでも金券の時と同じく額面として5ドルを入力して、1ドル紙幣を撮影してみました。
その査定金額は400円でした。
その後、5ドル紙幣をCASHで撮影してみましたが、査定結果は同じく400円だったので、外貨の場合も額面で入力した金額に対してキャッシュ化される状態です。
これだとホントなんのためにアプリの利用者が写真を撮影する必要があるのか分かりませんね。
証拠のためでしょうかね?
為替レート
外貨の場合、どんなレートで両替されるのかが気になるところです。
今回査定したところ、5米ドルが400円なので、これだと1ドル80円という超円高時代の為替レートとなっています。
そこで、更に25ドルでキャッシュ化の査定を試みてみました。
その結果は、1900円となりました。
これだと1ドル76円という更に悪い為替レートになってしまいます。
本記事を書いている2018年2月25日時点での為替レートは1ドル=106円前後なので、20円以上も悪い為替レートでの両替となってしまいます。
米ドルがこういう結果なので、他の通貨でも同様の結果になるのか更に調査を行いました。
香港ドルを査定してみた
米ドルに続いて香港ドルでもキャッシュ化の査定をしてみます。
硬化が5香港ドル分あったので、それをキャッシュ化してみようと思いましたが、硬化についてはキャッシュ化対象外でした。
硬化はキャッシュ化できない
そして、米ドルの時と同様に香港ドルでもキャッシュ化できる最低金額が設けられていて、本記事を書いている時点では38香港ドル以上でないとキャッシュ化出来ませんでした。
そこで、今度は100香港ドル紙幣をキャッシュ化してみることにしました。
査定結果は、1000円でした。
更に続けて、他の香港ドル紙幣でも試してみました。
先程の100香港ドル紙幣に加えて、10香港ドル紙幣と500香港ドル紙幣を加えた610香港ドルを査定してみます。
査定額は5700円でした。
香港ドルの為替レート
100香港ドルが1000円だったので、これだと1香港ドル10円という両替為替レートになります。
しかし、610香港ドルは5700円という査定結果でこれだと1香港ドル9.3円のレートになります。
米ドルの時もそうでしたが、CASHアプリでは、高額になるにつれて両替のレートが悪化する傾向があります。
CASH以外での外貨両替について
ここまでの結果から、CASHアプリで金券や外貨をキャッシュ化するメリットは残念ながら感じることは出来ませんでした。
特に、現金を送付するのに郵便局のサービスを利用する必要があるところが面倒で、CASHアプリの手軽さが失われています。
現状では、大黒屋などの街中の質屋さんを利用した方が便利ですし、両替レートも良いです。
因みに外貨を日本円に戻したい時にお勧めのサービスはマネーバンク です。
銀行や大黒屋に比べて両替レートが良いですし、店頭だけでなく郵便で送って査定して振り込んでもらうことも出来ます。