ブロガーからのスポンサーに対してリンクを貼る行為はグーグルのガイドライン違反

最近ブロガーの方でお金を出す(スポンサーになる)変わりに、自分自身が運営しているブログへリンク(有料リンク)を貼るような行為が目立つようになってきました。

これらは、Googleを欺いて検索順位を上げようとしているブロガーに見られる行動であり、こういった行為はGoogleの検索ガイドライン(有料リンク)に違反しています。

Googleは、検索アルゴリズムの改良で違反しているリンクを無効化するなどの対処をしていますが、アルゴリズムに完璧はありません。

Googleの検索結果をクリーンに保つためにも、違反サイトを見つけて、Googleへフィードバックしましょう。

目次

有料リンクとグーグルの検索ガイドライン

お金を出す代わりに、貼られるリンクを有料リンクといいます。

webmaster-ja.googleblog.com

有料リンクでも、リンクを貼る行為自体そのものは問題ありません。

ただ、グーグルの検索順位を上げるために、ページランクを渡すリンクの貼り方を行うとグーグルの検索ガイドラインに違反することになります

グーグル・ジャパンで検索関係に従事している金谷さんも以下のようにツイートしています。

Google金谷氏による最新検索情報セミナーを受講した感想

もし有料リンクを検索ガイドラインに違反した形で設置している場合、グーグルからペナルティ(因みにグーグルはペナルティという言葉は決して使わない)を受けて、検索順位を圏外へと吹き飛ばされる危険性もあります。

なぜブロガーはリンクを貼ってもらうのにお金を出すのか?

グーグルの検索順位を決めるアルゴリズムは、昔と比べれば外部リンクへの依存度を下げていると言われていますが、検索結果で公式サイトが上位に表示されるのが多いことを見ると、依然として検索アルゴリズムにおけるリンクの重要度は高いと想像されます

日本で実質検索エンジンのシェアを90%以上独占しているグーグルの検索結果で、自分のブログが上位に表示されれば、広告収入も増えます。

しかし、ブログをやっている方であれば、お分かりだと思いますが、自然と外部リンクを獲得することは非常に困難で、簡単ではありません。

そこで、お金を出して、リンクを獲得し、Googleの検索順位を上げようと考えているブラックな人たちが世の中にはいるわけです。

グーグル検索で優位に働く有料リンクの違法な設置方法とは

それでは具体的に違反となる有料リンクの貼り方について解説します。

これは簡単で、リンクを貼っているHTMLでrel=”nofollow”が記述されているかどうかです。

下記、検索エンジンに影響を与えないリンクの例で示されているHTMLで、有料リンクを設置している場合は問題ありません。

逆に、有料リンクなのに、rel=”nofollow”の記述が無い場合は、Googleの検索ガイドラインに違反しています。

違反リンクの見つけ方

スポンサーからお金をもらっているブログを表示して、マウスの右クリックを押すと、いくつかのメニューが表示されます。

この中から「ページのソースを表示」を選択してください。

ブログのソースを確認する方法
ブログのソースを確認する方法

そうすると、表示しているブログのHTMLソースコードが表示されます。

その中から、お金を出しているスポンサーのサイトURLを検索してます。

すると、下記のようにaタグで囲われた部分を見つけることが出来るので、rel=”nofollow”の記述があるかどうかを確認します。

有料リンクにrel="nofollow"が設置されていないケース
有料リンクにrel=”nofollow”が設置されていないケース

違反サイト・ブログをグーグルへと通報する方法

もし、スポンサーされている側(お金を貰っている側)のウェブサイトやブログに、スポンサーとなっているブロガーや企業のサイトへのリンクがGoogleのガイドラインに違反しているケースを見つけた場合は、積極的にグーグルへ報告しましょう。

グーグルへの通報は下記ページから出来ます。

https://www.google.com/webmasters/tools/paidlinks?pli=1

Googleへ有料リンクを報告するフォーム記入内容について
Googleへ有料リンクを報告するフォーム記入内容について

違反ブログの例

有料リンク戦略を実践している有名なブロガーは数多くいますが、それらについて肉級さん(id:mecchanikukyu)がまとめられているのでご紹介します。

mecchanikukyu.hatenablog.com

もしかすると、あなたが良く見かけるブログも実はスポンサーとなって有料リンクを獲得して、グーグルを欺いているかもしれませんよ。

スポンサー行為自体は良いこと、スポンサーを受ける人自身も注意を

ここまでスポンサー行為の見返りとして、有料リンクを違法に設置しているケースについ述べてきました。

マイナースポーツであったり、アーティストをスポンサーとして支援するのは素晴らしいことです。

私もいっぱい稼いだらそういった事をしたいと思います。

しかし、そういったスポンサー行為を行う場合、今回紹介したGoogleのガイドラインに違反行為となるようなリンクを貼らないように、クライアントへと注意する必要もあります。

せっかくスポンサーから資金提供してもらったのに、自分自身のブランド価値を高めたり、認知してもらうためのブログがGoogle検索から除外されてしまっては元も子もありませんからね。

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