ロボアドバイザー14社の手数料を比較

ここ数年日本でもフィンテック(金融とIT技術を組み合わせたサービスのこと)の一環としてロボットアドバイザーのサービスがかなり多くなってきました。

日本で初めてロボアドバイザーを始めたのが、エイト証券が提供する「8 now!」ですが、現在ロボアドバイザーの有名なサービスとしては、 ウェルスナビ THEO の2つになります。

この2社を追随する形で楽天証券の楽ラップやマネックス証券などの大手ネット証券も参入して競争が激しくなっています。

ロボアドバイザー14社の手数料を比較

証券会社各社が競い合っているロボアドバイザーサービスにおいて、今回はロボアドバイザーの手数料面に注目して、14社が提供する各ロボアドバイザーの手数料を調査して表にまとめました。

ロボアドバイザーを利用してみたいと思った時にどこが手数料面で安いのか検討するのに有用です。

サービス名運営会社年間手数料(税込み)最低投資金額運用形態
ウェルスナビウェルスナビ0.99%から1.1%10万円投資一任型
THEOお金のデザイン最大1.1%1万円投資一任型
楽ラップ楽天証券0.99%10万円投資一任型
SBIラップSBI証券0.955%1万円投資一任型
ONCOMPASS(旧マネラップ)マネックス証券1.0075%1000円投資一任型
ダイワファンドラップ大和証券1.1%1万円投資一任型
ゴールベースラップ野村證券最大2.22%
購入時手数料も最大で3.85%かかる
不明投資一任型
SMART FOLIOみずほ銀行購入投信によって変わる1000円アドバイス型
PORTSTAR三菱UFJ国債投信0.55%提携金融機関によって変わるアドバイス型
Funds Robo野村アセットマネージメント提携金融機関によって変わる提携金融機関によって変わるアドバイス型
ファンドロボSBI証券購入投信によって変わる購入投信によって変わるアドバイス型
カライス東海東京証券0.55%1万円アドバイス型
投信工房松井証券0.37%1万円アドバイス型
fund eyeSMBC日興証券購入投信によって変わる購入投信によって変わるアドバイス型

こうして手数料の一覧を見てみると、年間手数料率2%以上という野村證券の手数料の高さが際立ちます。

さすが野村證券様といったところでしょうか。

アドバイス型と投資一任型で異なる手数料

上の表に出てくるアドバイス型のロボアドバイザーは、AIなどのシステムが提案してくれたポートフォリオ案に沿って、自分で投資信託やETFを購入して資産運用を行います。

それに対して、投資一任型のロボアドバイザーは、自分にあったポートフォリオの提案だけでなく、その提案内容にそった金融商品の売買まで含めて自動で全て管理を行います。

このような違いからロボアドバイザーの手数料としては、投資一任型の方が高くなりますが、投資初心者にとっては特に何かする必要が無いので、利用する上で使い方などに困ることは少なく使いやすいといえます。

そんな投資一任型の代表的なロボアドバイザーとしては、 THEO があります。

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