格安スマホとしてヒットしているHuaweiの「P10 lite」の後継機種として日本でも発売されることが発表された「P20 lite」。
これまでUQモバイルに、
ワイモバイルといったキャリア関係からのみ販売のアナウンスがありましたが、従来の「P10 lite」同様にMVNOや家電量販店でも購入できることが発表されました。
MVNOでの価格を比較
「P20 lite」は各MVNOや家電量販店で発売されます。
そこで、どこが最安なのか比較調査を行いました。
その結果が下記表になります。
MVNO及び販売店 | 一括価格(税抜き) | 備考 |
NifMo | 2万8889円 | 3100円~のキャッシュバックあり |
gooSimseller | 3万1980円 | |
gooSimseller | 2万6800円 | OCNモバイルを2年以上利用している人対象 |
gooSimseller(らくらくセット) | 1万4800円 | 音声通話SIM契約必須 通常は1万8800円 |
家電量販店 | 3万1979円 |
表を見ればわかるように、一番安いのはgooSimsellerでOCNモバイルの音声プラン契約とのセット購入で、1万4800円です。
家電量販店などで購入する場合は3万円を超えるので、半額以下で購入できることになります。
auとUQモバイルの「P20 lite」価格比較
auブランドとUQモバイルという同じKDDI系列でもP20 liteの価格は異なります。
一括価格の比較
まず一括販売価格で比較してみます。
auでの一括販売価格は、3万2400円となっていて、それに対してサブブランドのUQモバイルは1000円弱安い3万1212円になっています。
ただ、auで販売されるモデルは記憶容量が64GBなのに対してUQモバイル版は32GBとなっているので、一括価格だけ見ると実質auの方が安い設定ということが言えます。
実質価格の比較
続いて毎月割などキャリアの割引きを考慮した実質価格で両社を比較してみます。
まずauに関しては、新規契約やMNP、機種変更による価格に違いはなく、契約するプランによって割引額が変わります。
まとめると下記表のようになっています。
auのP20 lite本体価格
ピタットプラン | データ定額プラン | |
- | 3万2400 | 2万3976円 |
アップグレードプログラムEX利用時 | 1万6200円 | - |
スマートパス加入時 | - | 1万6200円 |
その他注意点 | データ定額1プランは毎月割なし |
データ定額プラン加入時は、毎月割が適用されます。
毎月割は月々351円の割引となっていて、それが2年間(24回)なので合計8424円が3万2400円から引かれて2万3976円となります。
更に月々372円のauスマートパスに加入している場合は、1万6200円まで割引されます。
次にピタットプランを契約した場合ですが、こちらは毎月割はありません。
そのため基本的に端末の割引はありませんが、毎月390円(2年間で9360円の支払い)のアップグレードプログラムEXに加入した場合は、24ヶ月後に別のスマホへ機種変すれば、残額が免除されるでの実質半額で購入することが出来ます。
しかしアップグレードプログラムEXを利用すると、auと4年契約することになる点には注意が必要です。
スマホ購入時に「アップグレードプログラムEX」にご加入いただき、かつ機種代金を割賦契約(48回)いただくと、24カ月間ご利用後に新たな機種に変更した際に、それまでご利用いただいたスマホの分割支払金残額(最大24カ月分)が無料となります。
auでP20 liteを2年間使った場合の費用
2年間のトータル費用について計算してみました。
ピタットプラン(シンプル) 月々1GB使用時 | データ定額プラン3 | |
端末代込の2年間のトータル費用 | 9万5592円 | 18万4680円 |
アップグレードプログラムEX契約 | 8万8752円 | - |
スマートパス加入時 | - | 17万4642円 |
ピタットプランは、最も安くなる月々1GB且つカケホを使わないケースで計算しています。
データ定額プランは毎月割が適用される中で最も安い、データ定額プラン3(月々3GB)+スーパーカケホ+インターネット接続料の組み合わせで計算しました。
UQモバイルのP20 lite本体価格
続いてUQモバイルにおける価格です。
こちらも契約する料金プランによって割引額が変わっています。
月々のデータ容量が大きいプランM(月々6GB)とプランL(月々14GB)だと約60%引きとなる1万3068円の負担となります。
おしゃべりプランS ぴったりプランS | おしゃべりプランM ぴったりプランM | おしゃべりプランL ぴったりプランL | |
本体実質価格 | 2万6028 | 1万3068円 | 1万3068円 |
UQモバイルでP20 liteを2年間利用した時の費用
UQモバイルでP20 liteを購入して、2年間運用した場合の費用について下記表にまとめました。
おしゃべりプランS ぴったりプランS | おしゃべりプランM ぴったりプランM | おしゃべりプランL ぴったりプランL | |
端末代込の2年間の費用 | 8万9220円 | 10万2180円 | 15万4020円 |
P20 lite海外版との価格比較
P20 liteは既に海外では販売が開始されています。
日本から海外版のSIMフリースマホを購入する際に利用されるEXPANSYSやETORENで販売価格を見ると、関税込みで約4万円となっています。
海外版のROMは64GBでauと同じです。
そういった観点で比べると、日本国内でも同等の価格で売り出していることが分かります。
ワイモバイルからの販売価格
P20 liteはKDDI以外にソフトバンク系列のワイモバイルからも販売されます。
しかし、5月26日時点で価格は調整中で公開されていません。
ただ、マイナビが取材した記事によると、実質負担額は月々500円程度になる見込みということで、それが正しければ2年間で1万2000円程度とauやUQモバイルよりもワイモバイルの方が安いことになります。
「P20 lite」はauとUQモバイルどちらで買うべき?
個人的には、ここまでの比較結果を見て、「P20 lite」を購入するならUQモバイルにします。
本体のROMは32GBとau版に比べて少なくなりますが、それは数千円の外部メモリを挿せば解決します。
もし、月々のデータ使用量が14GB以上になるのであれば、auの大容量プランを契約する必要がありますが、そうでないならば、無料通話も付くUQモバイルの方がお得です。