PayPay証券で5年以上株の売買をやってみた感想

ユナイテッドワールド証券(現エイト証券)創立者の林和人さんが起業したスマホ専業証券の「PayPay証券(旧ワンタップバイ)」。

ワンタップバイ時代に口座開設してから5年以上が経過したので、PayPay証券を実際にやってみた内容と個人的な評価についてブログで解説していきたいと思います。

因みにPayPay証券は未成年でも口座開設できる非常に珍しい証券会社で、尚且1000円から株を買えるので中学生や高校生のうちから投資を通じて経済を学びたい人は試してみると良いでしょう。

PayPay証券で実際に米国株の売買をやってみました

PayPay証券の口座開設を完了したら、早速指定された銀行口座に投資資金として10万円を入金してみました。

この状態で、PayPay証券のアプリを起動してポートフォリオを確認してみると、入金した金額が反映されています。

まだ何も株式を購入していないのでポートフォリオは現金100%の状態です。

口座へ入金が完了した状態
口座へ入金が完了した状態

米国株を購入

まずAmazonの株式を買ってみました。

PayPay証券アプリの画面でAmazonを選択します。

買付株価と為替レートを確認し、いくら分買うか指定して「買う」をタップします。

PayPay証券は、当初は1万円以上じゃないと株を買えませんでしたが、現在は1000円から買うことが出来ます。

PayPay証券で1000円で買えない理由と対応方法

PayPay証券(旧One Tap BUY)でAmazon株の価格を確認
PayPay証券(旧One Tap BUY)でAmazon株の価格を確認

4桁の注文パスコードを入力します。

4桁の注文パスコードを入力
4桁の注文パスコードを入力

購入金額と、購入する株式数と為替レートを確認し、間違いがなければ「買う」をタップします。

PayPay証券(旧One Tap BUY)でAmazon株を購入してみた
PayPay証券(旧One Tap BUY)でAmazon株を購入してみた

なお、購入するか悩んで10秒以上経過すると、注文はタイムアウトでキャンセルとなります。

タイムアウトで注文キャンセルになる場合
タイムアウトで注文キャンセルになる場合

10秒以内に「買う」をタップすると購入が完了となります。

株の購入が完了するとジョフ・ベゼスCEOの顔がドーンと出てきます(笑)

Amazon株の購入が完了
Amazon株の購入が完了

なんかCEOに投資した気分になります。

これが日本企業のCEOだとおじさんばかりで見栄えが宜しくないかもしれませんが、アメリカ企業だとありに見えてしまうのはなぜでしょう(笑)

PayPay証券アプリのポートフォリオ画面を見ると、現金100%だったのが、Amazon株を買ったことで変化しています。

株購入後のポートフォリオ
株購入後のポートフォリオ

株の買い増しや売却もスワイプで簡単操作

PayPay証券の面白い点としては、このポートフォリオ画面で比率をスワイプして変更することで、株式の買い増しや売却が出来る点です。

PayPay証券(旧One Tap BUY)はポートフォリオ画面で比率を調整するだけで株の売買が可能
PayPay証券(旧One Tap BUY)はポートフォリオ画面で比率を調整するだけで株の売買が可能

Amazon株をポートフォリオの50%にするには4万円分の購入をすればよいことになります。

比率を変えると、売買に必要な金額が表示される
比率を変えると、売買に必要な金額が表示される

PayPay証券アプリのトップ画面では保有している株式の保有資産額と含み益(含み損)額が表示されます。

PayPay証券(旧One Tap BUY)のトップ画面では保有株の含み益が確認できる
PayPay証券(旧One Tap BUY)のトップ画面では保有株の含み益が確認できる

株を保有している企業をタップすることでその株式を売却することが出来ます。

Amazon株を売却
Amazon株を売却

アプリの取引履歴を確認すると以下のように表示されます。

PayPay証券(旧One Tap BUY)を利用した株の取引履歴
PayPay証券(旧One Tap BUY)を利用した株の取引履歴

手数料について

株の売買において気になるのが手数料です。

PayPay証券の手数料ですが、アメリカの証券取引所が開いてる時間帯だと株価に対して0.5%の手数料となります。

厳密にいうと株価に対して0.5%のスプレッドと為替のスプレッドが発生します。

スプレッドについては、FXの経験がある方なら既に理解されていると思いますが、取引所で提示されている価格に対して購入する場合は0.5%加算され、売却する場合は0.5%減算されます。

例えば、株価が1ドルの銘柄を購入する場合では、1.005ドルで購入することになります。

逆に株価1ドルの銘柄を倍売却する場合は、0.995ドルで売却することになります。

このスプレッドが「PayPay証券」の利益となる訳です。

そして、アメリカの証券取引所がクローズしている時間の注文については、スプレッドが0.7%へと拡大されます。

これは「PayPay証券」側が取引所から株券を入手できないためのリスクを盛り込んでいるためです。

アメリカ株の取引では、更に為替手数料も発生します。

こちらもスプレッド形式の手数料となっていて、1ドルあたり0.35円のスプレッドとなっています。

口座は特定口座(源泉徴収あり)のみ

PayPay証券の口座は特定口座(源泉徴収あり)のみとなり、一般口座や源泉徴収なしの特定口座は作成出来ません。

PayPay証券(旧One Tap BUY)の口座は特定口座のみ
PayPay証券(旧One Tap BUY)の口座は特定口座のみ

よほどの理由がない限り証券口座は特定口座(源泉徴収あり)で作成するでしょうから、この影響は殆どないと言えます。

口座開設するには他の証券会社同様マイナンバーが必要となります。

マイナンバーの通知
マイナンバーの通知

マイナンバーの書類として、マイナンバー通知書をコピーした物をスマートフォンのカメラで撮影したものをアップロードします。

本人確認書類として運転免許証も同様にスマートフォンのカメラで撮影したものをアップロードします。

これで口座開設の申し込みは完了です。

PayPay証券(旧One Tap BUY)の口座開設申し込みが完了
PayPay証券(旧One Tap BUY)の口座開設申し込みが完了

PayPay証券の利用価値はどこにあるのか

PayPay証券は、AppleやGoogle、Amazonといったアメリカの超有名企業の株式をわずか1000円からと少額で購入出来るのが大きな特徴の1つです。

そういった意味でも、投資初心者が利用するのを想定してアプリやサービスが設計されていると感じました。

株の売買操作もスマートフォンのアプリから3タップほどで簡単に売買できるので、これから投資を始めてみたいという人は、大きな損をすることなく始められるのでお勧めですね。

逆に、米国株のマイナーな銘柄を売買したい場合は、インタラクティブブローカーズのようにアメリカの証券会社を使うという手段もあります。

ただ、日本ではなく海外の証券会社を利用するのは正直確定申告が必要な事や、確定申告する際の税金の計算など管理が非常に面倒であるためお勧めしません。

その場合は、日本で最大の米国株取り扱い銘柄を誇り、米国株の配当再投資にも対応している サクソバンク証券 がお勧めです。

サクソバンクとIB証券を両方使って徹底比較してみた

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