胃がんの主要な原因であるとされることからピロリ菌の検査をやる方最近多いですよね。
でもいちいち病院にいって検査してもらうのって面倒くさいという方が多いのではないでしょうか?
私もそんな1人です。
ピロリ菌の検査自体は簡単に終わるものもあるのですが、病院での待ち時間が苦痛だったりします。
また、病院で受けたからといって保険が適用されるわけでもないですしね。
ピロリ菌検査費用の保険適用について
ピロリ菌に感染しているかどうかを調べるだけの検査には保険は適用されません。
内視鏡検査を受けて胃潰瘍や慢性胃炎などの病気が確認されると保険適用となります。
そのため、ピロリ菌の検査は通常全額自己負担になります。
検査方法によって料金は変わりますが、1番安い血液や尿・便での検査なら初診料を含めて5000円前後かかります。
内視鏡検査などの場合は、更に費用がかかります。
そこで単純にピロリ菌検査だけするなら病院に行かずに、自宅で検査できるピロリ菌検査キットを利用される方もいます。
ピロリ菌検査キットとは
そこで今回私もピロリ菌の検査キットを実際に試してみました。
ピロリ菌の検査キットは、ネットで申し込むと検査キットが自宅に郵送されてくるので、血液や尿などの検体を採取キットに入れて、検査機関に送ってピロリ菌の有無を検査してもらうというものです。
ピロリ菌検査キットはいくつか販売されているのですが、それらの中から今回私が利用したのは、健康バスケットのピロリ菌検査です。
健康バスケットを利用した一番の理由は、税込で4351円という費用の安さです。
ピロリ菌検査キットでは他にDEMECAL(デメカル)のピロリ菌検査があります。
こちらは税込で7128円の検査費用となっていて、健康バスケットよりも約3000円高い費用となっています。
検査方法や費用、そして検査精度について
健康バスケットとDEMECALのピロリ菌検査キットの違いはなんでしょうか?
それは検体です。
サービル提供会社 | サービス名 | 検体・検査方法 | 検査機関 | 費用 |
株式会社セルメスタ | 健康バスケット | 尿 | ファセリア臨床検査センター (登録衛生検査所) | 4351円 |
株式会社健康人ネット | DEMECAL | 血液 | リージャー長崎ラボラトリーなど (登録衛生検査所) | 7128円 |
健康バスケットのピロリ菌検査は、検体が尿でDEMECALの検体は血液です。
検体の違いによるピロリ菌検出精度への影響ですが、尿でも血液でも差は無いとされています。
また、それぞれの検査自体は双方ともに登録衛生検査所で行われています。
登録衛生検査所は、各医療機関や健康組合などから送られてくる検体を集めて検査するところです。
街中の診療所などで血液検査をすると、検査結果を受け取るまでに1週間ほどかかるのは登録衛生検査所に検査を外注しているためなんです。
検体による精度の違いがそれほど無いとなれば、検査価格が重要になってくるわけです。
そうすると、健康バスケットの方がピロリ菌検査については約3000円安いわけですから、健康バスケットで検査した方が良いということになります。
また、検体が血液の場合は、当たり前ですが血を取るのに少し痛い思いをします。
更に、検体採取も我々素人にとっては尿よりも難しいので、個人的には初めてピロリ菌検査キットを利用するなら、検体が尿の健康バスケットのピロリ菌検査キットを利用した方がいいと思っています。
ピロリ菌の検査キットを初めて使ってみた
健康バスケットのピロリ菌検査キットを今回実際に利用してみました。
ゆうパックで届いた封筒の中に入っていたのは尿を採取するための機器と検査機関への送付用封筒、問診票兼検査受付書、検体採取マニュアルなどです。
問診票では、
- 家族に胃がんになった人がいるか
- 過去1年に胃痛や胃潰瘍などの症状があったり、指摘されたかどうか
- 過去半年以内にピロリ菌の除菌治療を受けたかどうか
などについて回答します。
サイト上の注意事項にも書かれていますが、ピロリ菌の除菌治療を受けた人が除菌結果を確認するために今回紹介しているような郵送のピロリ菌検査キットで結果を確認することは出来ません。
ピロリ菌の除菌結果についてはしかるべき医療機関で確認してもらう必要があります。
そのため、問診票でもピロリ菌の除菌治療をしていたか否かが聞かれているわけです。
そして、検体を郵送して1週間弱で検査結果が送られてきました。
結果は陰性でした。
因みにDEMECALのピロリ菌検査結果のフォーマットについてサンプルを公開していて以下のようになっています。
健康バスケットと情報量は変わらないですね。