日本時間で本日2017年10月18日にウェブブラウザのGoogle Chromeバージョン62が正式リリースされました。
Chromeバージョン62の注目変更点
このバージョン62には開発者向けに様々な機能拡張が行われていますが、私達一般ユーザにとっての大きな変更点として、HTTPで接続されるブログやサイトを「安全でない」サイトとして扱う方針が強化されている点です。
バージョン61までもパスワードやクレジットカード情報の入力など安全性が必要とされるサイトがHTTPサイトであった場合は、警告表示が行っていましたが、バージョン62以降は一般的なブログでもコメントと問い合わせなどのフォーム入力機能があるだけで、警告表示ラベルが表示されるようになりました。
また、Chromeのシークレットモードでは、フォーム入力の有無に関係なくHTTPS化されていない一般的なブログも警告ラベルが表示されるようになりました。
Chrome最新バージョンへのアップデート
実際の警告表示がどんな感じなのか?本ブログのように非httpsサイトへの影響度はどうなのかを確認するため、早速Chromeを起動してバージョンを61から62にバージョンアップしました。
Chromeのバージョンアップは自動でも行われますが、すぐにしたい場合は、ヘルプのChromeについてから更新できます。
Chromeを再起動して、バージョン62にアップデートされたChromeで早速http接続の"はてなブックマーク開発ブログ"を表示してみました。
httpサイトへの警告表示は全然気にならない
Chromeでhttpサイトへアクセスした時のアドレスバー表示画面が下記になります。
枠で囲ったアドレスの左側にアイコンが表示されていますが、これがhttpサイトへの警告表示です。
全然気になりません!
このアイコンはどういう意味かというと「情報、または保護されていない通信」という状態を表しているアイコンになります。
このアイコン部分をクリックすると、記事の先頭に掲載した下記画像のように「このサイトへの接続は保護されていません」とやっと表示されます。
因みに、このアイコン以外にどんな種類があるかというと、以下のように保護された通信と保護されていない通信、または危険な通信のアイコンがあります。
保護された通信
情報、または保護されていない通信
保護されていない通信、または危険
出典:Check if a site's connection is secure - Google Chrome Help
なぜChromeバージョン62が話題となったのか?
もともとChromeのバージョン62でhttpサイトへの警告強化がアナウンスされた時には、https化されていないはてなブログを中心に話題となった訳ですが、それはブラウザのアドレス欄に、が表示されると多くの人が思ったからです。
しかし、実際には、赤い警告マークが出ることは通常のブログサイトではないことから、はてなブログ含めhttps化されていないサイトやブログへの影響は現時点では殆どないといえます。