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Google社員による最新検索情報セミナーの感想メモ グーグルは著作権違反を管理している団体でも会社でもない

11月11日に東京二子玉川にある楽天クリムゾンハウスで行われた「アフィリエイトを利用する際に知っておきたいグーグル検索の最新情報」というセミナーを聴講してきたのでその感想をメモっておきたいと思います。

講師はグーグル株式会社 サーチ クオリティ チームでシニアサーチエヴァンジェリストを担う金谷武明氏。

グーグル検索セミナー講師の金谷武明

金谷武明さんはソニー・コンピュータエンタテインメントのウェブディレクターとしてECサイトの制作や、サイトプロモーションを担当した後、2007年にグーグル株式会社に入社したという経歴の持ち主。

しかし、ファーストインプレッションは失礼ながら派手なシャツに黒くて、本当にグーグルで働いてるの?といった印象。。

さてセミナー自体は僅か30分ということで中身は当初の予想した通りあまり目新しいものはありませんでしたが、ところどころ気になる発言もありました。

健全なアフィリエイト・エコシステム

まず最初にお話があったのが健全なアフィリエイト・エコシステムというお題。

世の中には広告主が提供している情報をそのまま転載しているようなサイト・ブログが多く存在していて、そのようなサイトがグーグル検索の上位に来るようなことがあれば、ユーザにとって良い検索システムであるはずがないというお話。

ユーザにとっては直接広告主のサイトを訪れても何も問題ないわけで、そこにサイトやブログが存在する価値は、広告主が提供していない独自性のある情報(レビューなど)が求められているのではないかというお話でした。

当然広告主は自社にとって有利だったり、都合の良い情報しか発信していかないので、実際にサービスを使ってみて良くなかったところであったり、製品を使ってみて不満だったことを書くことで、他とは差別化された記事になり、結果としてグーグルに評価されるのではないかと受け取りましたが、この辺りは既にグーグルのアフィリエイトプログラムに関するヘルプページに書かれています。

グーグル検索のアフィリエイトプログラムガイドライン

support.google.com

Google検索におけるスパムとペナルティについて

これも既に語り尽くされたお話ですが、検索順位をあげるためにSEO業者などを行っている外部リンクを購入するなどしてグーグルを欺く行為、俗に言うブラックハットな手法で検索順位をあげるような行為を行っているとペナルティを受けることがあります。

ペナルティにはアルゴリズムによる自動ペナルティと、手動ペナルティがあり、手動ペナルティの場合は、サーチコンソールに通知が来ます。

グーグル検索のリンクプログラムガイドライン

support.google.com

手動ペナルティを受けた場合は、違反箇所を修正した上でグーグルにペナルティ解除を申請する再審査リクエストを行うことが出来ます。

これらはいずれもサーチコンソール上でのお話なので、金谷さんもサーチコンソールへの登録を行うように呼びかけていました。

サーチコンソールに登録していないと手動ペナルティを受けても分かりませんからね。

また、サーチコンソールではどんな検索キーでサイトに訪れているのかがわかりますし、検索順位も分かるのでペナルティに関係なく登録すべきではあります。

さて、再審査リクエストについてですが、

グーグル再審査リクエストの対応ポイント

金谷さんが言う再審査リクエストに対応するうえでのポイントは以下の通りです。

  • メッセージをよく読み、違反箇所を修正する。
  • 再審査リクエストに次の内容を関係にまとめる
  • なぜ違反が発生したのか?
  • どのような修正を行ったのか?
  • 今後どのように違反を防ぐのか?
  • 否認ツールを使う前に不自然なリンクを取り除く努力を行う

ここで個人的に気になった発言としては、否認ツールを使って不自然なリンクを削除しただけでは手動ペナルティはまず解除されないというコメント。

グーグルとしてそのサイトオーナーが今後二度と同じような違反を侵さないという意志を重要視しているような感じでした。

モバイルファーストインデックスとAMP

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今や多くのサイトがスマホ対応を行ったことで、検索ページにスマホ対応のラベルが表示されなくなったように、グーグルはその巨大な支配力を活かしてサイト・ブログのモバイル対応を促してきました。

ここ1年ほどはAMP(アンプ)と呼ばれる、検索ユーザにとってサイトの表示速度が爆速化する仕組みを推奨していて、はたなブログもはてなProユーザ向けにベータ版の位置付けではありますが、AMP対応する機能を提供しています。

そして1番直近ではサイト・ブログのモバイルページをクロールしてグーグルのデータベースにインデックスし、検索順位を決定するモバイルファーストインデックスという施策を発表し、今後数ヶ月以内に検索システムに導入することを表明しています。

モバイルファーストインデックスについては、グーグルのウェブマスター向けブログにて詳細が書かれていますが、レスポンシブデザインを採用しているサイトであれば基本的に今までと変わらないということは金谷さんもおっしゃっていました。

webmaster-ja.googleblog.com

グーグルは著作権を管理している団体でも会社でもない

30分の講演が完了した後にQ&A時間が少しありました。

質問1)著作権違反していると思われるサイトが度々検索上位に来ているのを見受けられるが、このようなサイトを作ってもよいのか?

回答1)グーグルは著作権を管理している団体でも会社でもないので回答する立場にない。自分だったらそのようなサイトは作らないが・・

質問2)他のサイトのコンテンツをコピーしたような某まとめサイト,キュレーションサイトが検索結果の上位に来るのはなぜか?

回答2)現在の検索アルゴリズムがそうなっているとしか言いようがない。もしコンテンツが盗用されているなら検索結果ページの最下部にあるリンクから報告するか、著作権違反専門のサイトへ通告して欲しい。

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質問1をされた方も、質問2をされた方も恐らく著作権違反を犯しているサイトが検索上位にあり、お金を稼いでいることが許せないのだと思います。

私自身も同じ気持ちになったことはこれまで数多くあります。

グーグルの検索アルゴリズムでは他のサイトの内容をパクったコピーコンテンツかどうかを判断するアルゴリズムもあるようですが、まだ100%の精度がないのが現状で、

どうしても人間が見ると著作権違反をしていると思われるサイトが検索結果の1位などにある場合もあります。

だからといって、自ら法を犯すような行為を行ってよいのかというとそれは違うはずです。

グーグルの検索アルゴリズムが更に改善されることを期待しつつ、自らのコンテンツがコピーされているならば、然るべきところに通知することが今できることです。

まとめ

はじめてグーグル社員の方が講師を務める検索セミナーを聞いてみて、印象的だったのはQ&Aです。

回答する際の言葉をかなり慎重に選んで答えていました。

そして、質問に対して回答にはなっているものの、受け取り方が色々あるような回答の仕方で、これはグーグル本社の検索スポークスマンがTwitterなどで質問に答えている時と同じ印象です。

このような回答の仕方には何らかの意図があるんでしょうが、もっと明確に答えてくれれば、ウェブマスターの方々が混乱しないで済むし、SEO業者の勝手なセールストークも少なくなると思うのですけどね。